
みよし市南部の市民交流拠点「みなよし交流センター」(みよし市明知町)が、10月1日に開館する。
同センターは行政区の枠を超えた地域住民の交流をはじめ、公益的な市民活動の新たな拠点となる施設として、みよし市が整備するもの。
施設は、バスケットコート2面分の多目的スペースやトレーニングルーム、軽運動室で構成する「スポーツエリア」、調理室、会議室、講座室で構成さする「文化エリア」、来館者同士が交流できる「交流エリア」を開設。このほか、キッズコーナー、相談ブース、学習コーナーで構成する「フリーエリア」、屋外の「イベントエリア」で構成している。
同施設は、施設の断熱・効率化による「省エネ」と太陽光発電設備による「創エネ」を組み合わせることで建築物のエネルギー消費を大幅に削減し、その大部分を再生可能エネルギーで賄い、本格的なスポーツを行うことができる大空間を備えた公共施設では全国初となる「NearlyZEB」の承認を取得し、災害時に自立的なエネルギーが供給可能。
施設内の家具には、友好都市である長野県木曽町の木材、多目的ホールの床材、学習スペースの机には豊田市産の木材を使うなど地域産の木材を活用している。
9月21日に開かれた内覧会では、訪れた地域住民が各スペースを回り、トレーニングルームでは機材の使い方、利用料金を質問を投げかけ、フリーエリアでは訪れた親子が遊ぶ姿が見られたほか、交流エリアでは施設を周り終わった人が感想を話し合うなど、新たな地区拠点施設の誕生に期待を寄せた。