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矢並湿地を一般開放 児童が「おもしろナビゲーター」として来訪者を案内

来訪者に説明する矢並小の児童

来訪者に説明する矢並小の児童

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 矢並湿地(豊田市矢並町)の一般公開が10月9日~12日に行われ、公開初日(9日)は豊田市立矢並小(矢並町)の5・6年生児童14人が5つのグループに分かれ、「子どもおもしろナビゲーター」として、来訪者の案内役を務めた。

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 矢並湿地は、恩真寺湿地、上高湿地と共に、湧水湿地を代表して「東海丘陵湧水湿地群」として、ラムサール条約に登録されている。

 2012(平成24)年にラムサール条約に登録されて以来、同校は地域の保存会などと協力し、湿地の観察会や保全活動を継続的に行っている。

 矢並湿地ではこの時期、絶滅危惧種に指定されている「シラタマホシクサ」や「ミカワシオガマ」などが美しく咲き誇っている。児童たちは、これまでに自分たちが興味を抱いて調べてきた湿地に生息する植物や生き物について、手作りの資料や写真などを用いて紹介した。

 当日は、一般の来訪客に加え、東山小(渋谷町3)の児童も矢並湿地の見学に訪れた。ナビゲーターを務めた児童は、チョウの「アサギマダラ」が「サワヒヨドリ」の蜜を吸うことで体に毒をため外敵から身を守っていることなど、時折クイズを交えながら紹介すると、説明を聞いた児童らは驚きの表情を見せていた。

 ナビゲーターを務めた同小児童は「説明する相手に合わせて説明の仕方を変えるなどして大変だったが、いろいろな感想が聞けて良かった。こうした自然があるから、きれいな空気を吸うことができるので、これからも湿地を守っていきたい」と力強く話す。

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