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日本赤十字豊田看護大でOGの「登山家ナース」が講演 同窓会主催

日本赤十字豊田看護大学で開催された同窓会主催講演会の様子。

日本赤十字豊田看護大学で開催された同窓会主催講演会の様子。

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 日本赤十字豊田看護大学(豊田市白山町)で11月12日、同窓会主催の講演会が開催され、同大2期生として卒業した現役看護師で登山家の渡邊直子さんが講演を行った。

日本赤十字豊田看護大でOGの「登山家ナース」が講演 同窓会主催

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 講演会は、同窓会が主催して定期的に開いているもので、コロナ禍でによりリモートで対応してきたが、今年度はリアルで開催した。

 渡邊さんは福岡県出身で、母親の勧めで幼いころからアジアの人たちとのモンゴル草原の縦走や中国の無人島でのキャンプなどを体験するグループに参加。中学1年の時にパキスタン登山を体験し、山に登ること自体よりも、ベースキャンプで海外の人たちと過ごす非日常の時間が楽しく登山にのめり込んでいった。

 大学では登山と正反対のことを学ぼうと長崎大学水産学部に進学。韓国・済州島の海女(あま)について研究を行う傍ら、定期的に登山する中で救命救助のサポート役を担当することで看護に興味を抱き、長崎大卒業後に日本赤十字豊田看護大学に進学して看護の専門技術を学んだ。同大卒業後は看護師として勤務しながら、8000メートル峰への登山を続け、これまでに13座の登頂に成功。現在、アジア人女性として初の14座登頂を目指している。

 当日は、渡邊さんが、「ヒマラヤ8000メートル峰と看護」をテーマに、ヒマラヤ山脈など8000メートル級の山を登る場面を自身で撮影した映像や写真を見せながら講演を行った。

この中で、ヒマラヤ登山のベースキャンプの様子や現地で救急救命した際のエピソードも動画を交えて説明。「登山でポイントになるのは、高山病にならないこと。経験上、高山病はストレスと関係が深いので、楽しみながら登ることが大切」などと笑顔で話し、来場者からの質疑応答にも気さくに答え、講演を締めくくった。

 講演を終え、渡邊さんは「現代社会はストレスがまん延しているが、ヒマラヤへの登山がストレスケアの一助になっている印象がある。今後、気軽にヒマラヤへ登山に来てもらえるよう登山の楽しさを伝える活動をしていきたい」と笑顔で話す。

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