豊田市出身のピアノ奏者の寺本みなみさんとバイオリン奏者の寺本みずほさんの姉妹デュオが「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」に任命され、豊田市役所で11月21日、任命式が行われた。

音楽家デュオ・寺本姉妹　「WE LOVEとよたスペシャルサポーターズ」に任命

　「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」は、全国的に著名で豊田市にゆかりのある個人・団体を任命し、自身の活動の中で豊田市の魅力を全国に発信してもらうもので、これまでに12件を任命。今回の寺本さん姉妹が13件目となる。

　2人は豊田市立寺部小学校と高橋中学校の卒業生で、姉のみなみさんはロンドン英国王立音楽大学修士課程を最優秀で修了、妹のみずほさんはフランス国立リール音楽院最上級過程を首席で修了。現在、豊田市を拠点に東京、フランス、イギリスなど世界各地で演奏会を開くなど、国内外で活躍している。

　当日は市長室で任命式が行われ、太田稔彦市長が2人に任命状を手渡し、太田市長は「今後もピアノとバイオリンの音色とともに、全世界に豊田市の魅力をPRしてください」と伝えた。

　市長の言葉を受け、みなみさんは「私は基金で留学し、豊田市に育てていただいた。多くの皆さまに応援してもらっているので、これからも豊田のアイデンティティーを持ち、魅力を発信していきたい」と語り、みずほさんは「言葉を超えたコミュニケーションである音楽を通じ、豊田の魅力を伝えられる活動を展開したい」と、任命への感謝と今後の抱負を語った。

　その後、寺本姉妹は市長ら出席者の前でモンティ作曲の「チャルダッシュ」の生演奏を披露。2人の息の合ったピアノとバイオリンが奏でる音色が市長室に響き渡った。