
挙母(ころも)神社(豊田市挙母町5)境内で8月8日、「夜の八日市」が開催された。
「八日市」は、豊田市街地に鎮座する拳母神社の参道周辺に発展してきた商店街が、1951(昭和26)年から毎月8日の「八日やくし」の日に合わせて挙母神社境内や同商店街で開いている恒例行事。現在は、参道沿いに店を構える桜町本通り商店街振興組合が毎月8日に開いている。
今月は小中学校の夏休み期間に当たることや熱中症予防の観点から、初めて夕方から夜にかけての時間帯に変更して実施した。
当日は、神社境内を会場に夜店を開催。鳥居から本殿にかけての参道沿いには、串焼きやチーズハットグ、冷やしキュウリ、かき氷など20店以上の露店が出店。目当ての品を求める多くの買い物客が訪れた。
社務所の前に設けられたテントでは、商店街主催のジャンケン大会が行われ、ウナギやフルーツなどの賞品目当てに、子どもたちを中心に約100人が参加するなど、終始にぎわいを見せた。
桜町本通り商店街振興組合の伊藤正人会長は「いつも(の八日市)は年配の来場者が多かったが、今回は子どもや家族連れなど若い世代が多く来てくれた。若い人たちにも楽しんでもらえた意義は大きい。これからも地元の幅広い世代の方たちに愛される八日市を企画していきたい」と話す。