
「みよし市防災訓練 黒笹地区コミュニティとの合同防災訓練」が8月30日、黒笹小学校(みよし市黒笹いずみ)で行われた。
みよし市の自主防災組織や各団体、地域住民などが連携して、南海トラフ地震をはじめとした大規模地震を想定した訓練を実施し、災害時における相互協力体制を構築し、住民の防災意識の高揚を図ろうと、毎年行っている同訓練。
今年は、黒笹行政区や、三好丘あおば行政区の自主防災会や、災害支援協定締結団体、愛知県やみよし市の職員、尾三消防本部、自衛隊など、さまざまな団体から約230人が参加した。
訓練は、グラウンドと体育館に分かれて、水消火器を使った火災時の初期消火訓練や、電力会社やガス会社によるパネル展示・体験型の訓練、緊急時のAEDの取り扱い訓練などを行った。
初期消火訓練では、実際に火災が起きたと想定し、消火器の使い方を教わった後、参加者は消火器のピンを抜き、炎に見立てた的に向けて放水し、的を全て倒して喜ぶ姿が見られた。
運動場では、自衛隊による「倒壊家屋に取り残された人を救出する」という想定での人命救助訓練も実施。倒れた家のがれきの中から取り残された人を自衛隊員がチェーンソーを使って救助し、タンカで運び出すまでの一連の流れを見学するなど、参加者は、多くの訓練を通して、日頃からの備えや、緊急時の心構えについて理解を深めた。
参加者からは「初めて参加した。いろいろな人たちの協力で成り立っていると感じた」「何かあった時にたくさんの方々がサポートに来てくれることが知れてとても心強く思った」などの声が聞かれた。