「パラスポーツ体験会」が9月7日、スカイホール豊田(豊田市八幡町1)で行われた。
同イベントは、市民にパラスポーツに親しむきっかけを提供するとともに、パラスポーツのさらなる普及促進を図ろうと、豊田市と、公益財団法人「 豊田市スポーツ協会」が昨年から開催している。
当日は豊田ブラインド伴走者協会、一般社団法人「豊田市ボッチャ協会」、一般社団法人「高橋スポーツクラブ」など各団体協力の下、さまざま様々な体験ブースを設けた。体験の一つであるフライングディスク体験では、一般社団法人「豊田市身障協会」会員の指導の下、最大5メートルの距離から「アキュラシーゴール」と呼ばれる輪に向けて9枚のディスクを投げ、連続で輪に入ると笑顔で喜んでいた。
聴覚障害の人たちが行う「デフテニス」の体験では、耳栓を装着し、その上からイヤーマフで耳が聞こえない状態にし、柔らかいボールでラリーを行い、参加者は、ボールを打つ音や、跳ねる音が聞こえない不慣れな状況でうまくボールが打ち返せず苦戦していたが、慣れてくるとボールをしっかりと追いかけてラリーが続くようになり、楽しそうに取り組んでいた。
その他、パラリンピックの正式種目であるボッチャや、アイマスクを装着し、伴走者と共にコートをゆっくり走る「ブラインドランニング」、バーチャルリアリティーゲーム、リズムゲームといったeスポーツなど、さまざまなパラスポーツを体験することができ、会場は終始、にぎわいを見せていた。