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横山興業、豊田市長にサステナグロースカンパニーアワード受賞を報告

太田稔彦・豊田市長(中央右)へ報告を行った横山興業の横山栄介社長(中央左)、山口常務(左)、横山哲也取締役(右)。

太田稔彦・豊田市長(中央右)へ報告を行った横山興業の横山栄介社長(中央左)、山口常務(左)、横山哲也取締役(右)。

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 船井総研ホールディングス(東京都中央区)が主催する企業表彰制度「サステナグロースカンパニーアワード2025」で『100億企業賞』を受賞した横山興業(豊田市千石町)の横山栄介社長らが9月27日、太田稔彦豊田市長を表敬訪問した。

横山興業、豊田市長にサステナグロースカンパニーアワード受賞を報告

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 サステナグロースカンパニーアワードは、持続的な成長を実現した上で、地域や業界を変え、社会や国家にもより良い影響を与えられる存在を目指す企業を「サステナグロースカンパニー」と定義し、選定、表彰を行うもの。アワードの取り組みを通じて、社会に著しい貢献が期待できる法人や組織・個人の健全な発展を支援し、社会の進展に寄与することを目指している。

 2025年度は、1万2000社の選考対象から、審査基準に照らして業界のモデルとなる 50社をノミネートし、最終審査に進んだファイナリスト企業33社の中から特に優れた14社の受賞が決定。

 横山興業は、主力の自動車部品事業を直近9年間で2.9倍の89億円に成長させながら、そこで培った製造技術を基盤として、建材、太陽光、カクテルシェーカーなど事業を多角化し、創業72年で売上高100億円を達成したことが評価され「100億企業賞」を受賞した。

 当日は、横山社長ら経営幹部3人が豊田市役所を訪れ、太田市長に受賞を報告。市長との歓談の中で横山社長が、2006年ごろ、業績がピークを迎えた際、投資が十分にできなかったことで、発注企業の声に応えられず、9年間連続で売上が低下し、売上高がピークの40%に落ち込んだことなど、事業推移について説明。その状況を逆手に取り、一つずつ事業内容を見直すとともに、消費者に直接届ける製品づくりに着手し、自動車部品製造で培った研磨技術を活用したカクテルシェーカーの開発が実現したことなどを紹介した。

 太田市長は「アイデアを次々と形にしていく積極的な取り組みが業績につながっているのでは」と話すとともに、「自動車産業で培ったものづくりの技術をさらに磨き、豊田のものづくりの底力を発信してもらえれば」と期待を込めた。

 横山社長は「受賞は名誉なこと。この数年で売上が急激に伸びたことので、まずは組織力を強くするとともに、新規事業をさらに伸ばし、事業の柱をたくさん作り、魅力的な会社にしていきたい」と意気込む。

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