
名鉄豊田市駅前の商業施設「T-FACE」(豊田市若宮町1)6階連絡通路で現在、「森から市民への感謝を伝える」イベント「森 Thank You2025~マジ森~」が行われている。
豊田市は、2000(平成12)年9月に発生した東海豪雨で甚大な被害を受けたことから、森づくりが災害防止に果たす役割の重要性を再認識し、「豊田市森づくり条例」を2007(平成19)年に制定。市民に森づくりの普及啓発を行うことを目的として、2003(平成15)年10月に豊田市で開催された「全国育樹祭」にちなみ、毎年10月を「とよた森づくり月間」としている。
同イベントは「とよた森づくり月間」に合わせて、「森から市民への感謝」をコンセプトに、業種やジャンルを超えて森での活動を行う人や地域材に関わる仕事をする人などの活動を紹介するブース展示や物販、体験型の展示などを展開。これらを通して、市内の森林の現状や、これまで市民などと進めてきた豊田市のもりづくりに関する取り組みを伝えようと開いている。
3回目となった今年は、間伐作業を疑似体験できる体験型のジオラマの展示や、市内の森林などで活動している団体のブース展示や物販、イベント限定の森林に関するアイテムの販売などを展開する。
中でも、間伐作業を疑似体験できる体験型のジオラマ展示では、健全な人工林と過密人工林のジオラマを見比べ、過密人工林から余分な木を抜き取る間伐作業を疑似体験すると、作業報酬としてコインがもらえ、豊田市の森から採れた木材で作られたペン立てなどが入ったカプセルトイを受け取ることができる。
豊田市森林課の梅村和奏さんは「大人から子どもまで誰でも楽しめるイベントなので、ぜひ来場してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~20時。入場無料。10月26日(18時)まで。