とよたエコフルタウン(豊田市元城町)で7月24日、夏休みの宿題応援イベント「Play!SDGsエコフルタウンで夏休み」が始まった。
とよたエコフルタウンで夏休みの宿題応援講座 SDGsをテーマに
豊田市は、実験や体験を通じて楽しみながら持続可能な開発目標(SDGs)について学んでもらおうと、発信拠点である「とよたエコフルタウン」で毎年この時期に夏休み宿題応援イベントを開いている。
初日の24日には、「SDGs KidsLabo(キッズラボ)水力発電を学んで車を走らせよう!」と題した講座が4回行われた。9時30分からの回には15人の子どもが参加。初めにSDGsや再生可能エネルギー、水力発電の仕組みなどについて紹介した後、スタッフの説明とモニターに映し出された動画を見ながら、実験で使うミニカーを組み立てていった。
続いて、ミニ水力発電機を使ってキャパシタと呼ばれる蓄電器に電気をためる作業では、ボトルタンクから落ちる水を羽に当てて回転させることで蓄電。その後、電気がたまったキャパシタをミニカーに取り付け、机の上に設置されたおもちゃのレールの上に置くと、勢いよく車が走り出し、満面の笑みを浮かべて喜ぶ子どもの姿や、同じ席で作業を行っていた子どもから拍手が送られる様子も見られた。
一方、発電がうまくいかず苦戦している子どもには、「下の方が水の勢いが強いから、羽は下の方で当てて」「キャパシタはしっかり奥まで差し込んで」などとスタッフがアドバイスしたり、「発電量が少ないかもしれないから、水の量を増やしてみよう」などと子どもたち自身で試行錯誤する様子も見られ、楽しみながら水力発電について学んでいた。
8月10日まで。3日前までに要事前予約。