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豊田市美術館で展覧会「吹けば風」 新進作家を紹介

企画展「吹けば風」内覧会の様子。

企画展「吹けば風」内覧会の様子。

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 近年注目を集める新進作家を紹介する企画展「吹けば風」が現在、豊田市美術館(豊田市小坂本町8)で開かれている。

豊田市美術館で展覧会「吹けば風」 新進作家を紹介

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 期間中、愛知県出身の川角岳大さんをはじめ作家4人の、最新作を含む絵画や映像、パフォーマンスなど、幅広いジャンルの作品を展示している。

 川角さんは、日常で自らが体験したことをモチーフに制作活動をしており、今回は素潜りや飛行機からの景色などを描いた淡い色彩の絵画を、自然光の入るガラス窓の部屋に展開することで見る人の感性を刺激するような展示を行っている。

 澤田華さんは、映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を投影しながら、浴室やキッチン、リビングなどの室内を歩き回ることで、白くて平面というイメージのあるスクリーンの枠を抜け出たような「不思議な感覚に陥る」映像作品や、写真や日常会話の中から小さな謎を見つけて探る映像作品などを展示。

 関川航平さんは展示室の中に大きな坂を作り出し、その中に自らの身を置き、坂を上ったり寝転がったり、立ち止まったりするなどのパフォーマンスを行うことで、リアルタイムで更新する作品を展開している。

 船川翔司さんは、天気を題材に、豊田市美術館の外の天候の変化に合わせて大きなビニールが膨らんだり、スモークが出たりするなどの仕掛けを施す作品を設置。異なる場所や時間を想像させる展示を行うなど、作家それぞれの個性があふれる企画展となっている。

 開館時間は10時~17時30分。月曜休館(祝日は開館)。企画展の観覧料は一般1,300円ほか。9月24日まで。

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