豊田市駅前の大型商業施設「GAZA(ギャザ)」(豊田市喜多町1)専門店街1階に7月1日、「瀬戸焼きいも こんどう」がグランドオープンした。
「瀬戸焼きいも こんどう」は、「瀬戸焼」と呼ばれる陶器のつぼを用いた焼き芋を販売る専門店で、刈谷市内でボルダリングジムを経営するコアボディ社長の近藤靖暢(やすのぶ)さんが、「トレーニングに来る子どもたちにおいしい焼き芋を食べてもらい笑顔になってほしい」との思いで始めたキッチンカーが原点。
焼き芋用のつぼは、一般的に高熱に強い常滑焼や信楽焼などが用いられ、比較的高熱に弱い瀬戸焼は使われていないが、近藤さんは仕事で縁のあった「瀬戸」にこだわり、瀬戸焼の焼き芋つぼの製作を陶芸作家・穴山大輔さんに依頼。特注のつぼを使い「瀬戸焼きいも」と銘打った焼き芋の販売を始めた。
同店では、「紅はるか」「安納黄金」「シルクスイート」など、甘くてまろやかな食感が人気のサツマイモを瀬戸焼のつぼで焼いた焼き芋などを販売。焼き芋を冷蔵することで甘さが凝縮され、涼を感じられる舌触りの「冷やしいも」も販売するなど、バラエティーに富んだ焼き芋をそろえる。
豊田市出身で地元に新店舗を出店した近藤さんは「コロナの不安と闘う中、生まれ育った豊田の皆さんに瀬戸焼いもを食べてもらい笑顔になってほしい」と話す。
営業時間は10時~20時。