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「名探偵コナン」プロデューサー諏訪道彦さん、地元・豊田の中学校で講演

「名探偵コナン」プロデューサーの諏訪道彦さんが講師を務めた「JFAこころのプロジェクトMIRAIへつなぐ 夢の教室in豊田」の様子。

「名探偵コナン」プロデューサーの諏訪道彦さんが講師を務めた「JFAこころのプロジェクトMIRAIへつなぐ 夢の教室in豊田」の様子。

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 「JFAこころのプロジェクトMIRAIへつなぐ 夢の教室in豊田」が11月10日、豊田市立藤岡南中学校で開かれ、「名探偵コナン」のプロデューサー諏訪道彦さんが教壇に立った。

「名探偵コナン」プロデューサー諏訪道彦さん、地元・豊田の中学校で講演

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 夢の教室は、子どもたちの心身の成長に寄与したいという趣旨で、日本サッカー協会(JFA)が2006(平成18)年に立ち上げたプロジェクト。

 同市では、この夢の教室をベースに、JFAから派遣されるアスリートに加え、学校法人や企業に所属するトップアスリートなどを「夢先生」として派遣する独自の体制を構築し、2014(平成26)年度から市内の小学5年生を対象に実施。本年度からは、対象を進路選択時期である中学2年生に拡大するとともに、新たに文化芸術分野で活躍する人を講師に加えた。

 この日はテレビアニメ「名探偵コナン」「シティーハンター」「魔法騎士レイアース」などの企画・プロデュースを長年担当し、2017(平成29)年5月には、「WE LOVEとよたスペシャルサポーター」にも任命されたアニメプロデューサーの諏訪道彦さんが来校し、藤岡南中学校の2年2組の生徒29人を前に講演した。

 講演では、諏訪さんが携わったアニメーション作品の画像やアフレコ現場の写真などを使い、アニメプロデューサーの仕事について紹介したり、諏訪さん自身が人生を振り返りながら、夢を持つことや、努力することの大切さを伝えたりした。

 その中で、自身が中学2年生の夏に長期入院した時に触れた漫画やラジオが、その後の活動で財産になった話や、いじめを機に環境を変えるために地元から離れた高校に進学し、そこで人生が変わったエピソードなど、中学生にとって身近な話題も披露。夢として一から作品を作るオリジナルアニメーション制作に取り組んでいることも明かすなど、生徒たちは終始真剣な表情で諏訪さんの話に聞き入っていた。

 参加した生徒は「自分が考えられない発想とか話してくれていい経験になった」「諏訪さんの話を聞いて自分の好きをずっと言い続けられたら夢に近づけるのではないかと思った」などの声が聞かれた。諏訪さんは「(生徒たちは)目がキラキラしていてエネルギーをもらえた。今後どのように生きていくのか、見守っていけたら」と期待を込める。

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