
「水上でお花見」と題したイベントが3月29日・30日の2日間、保田ヶ池公園(みよし市三好町)で開かれた。
普段触れる機会の少ないカヌーやEボートを体験するとともに、水上から見上げる美しい桜を楽しんでもらおうと、みよし市カヌー協会が主催して、2023年から開催している同イベント。
小学生以上を対象に、1日4回、約1時間30分ずつ、「ポロ艇」と呼ばれる一人乗りのカヤックか10人乗りのEボートに乗って、水上から園内の桜の花見を楽しむことができる。
今年は、2日間で約120人が参加。2日目・30日の開花状況は三分咲き。受付を済ませた参加者は、カヤックの乗り方や、パドルの扱い方などの簡単な講習を受けた後、スタッフに支えてもらいながらカヤックに乗り込んだ。
体験では、強い向かい風に苦戦しながらも、対岸の桜スポットに向かってカヌーを漕ぐ人や、岸の上にいる保護者の近くまで漕いで撮影を楽しむ参加者、スタッフとどちらが早く進めるかを競争したり、Eボートと並走して交流したりする子どもの姿などが見られた。
Eボートは、「いち、にっ」とかけ声を上げて、みんなで息を合わせてパドルを漕ぎ、「思ったよりすごくスピードが出る」「水上の方が暖かくて気持ちいい」と話す親子の声も聞かれるなど、参加者は思い思いに水上からの桜の景色やカヌー体験を楽しんだ。