
「RCS全日本ランバイク選手権シリーズ 第3戦・第4戦豊田ラウンド」が4月5日・6日の2日間、豊田スタジアム(豊田市千石町7)で開催された。
豊田で「全日本ランバイク選手権」 全国・海外から子どもライダー集結
ランバイクは、ペダルやブレーキがなく、足で地面を蹴って進む子ども向けの二輪車。足で蹴るため自転車と比べ倒れにくく、三輪車と比べても軽いため、子どもが自由自在に動かすことができる。2歳から乗ることができ、自転車に乗る前の補助的な練習やバランス感覚を養うことができることから注目を集めている。
同大会は、「ランバイク」を使って行う競技形式のレースで、年齢による走力差を考慮し、年齢別の年間シリーズ戦として年6回程度開催。継続的にレースに参加する場合は「シリーズポイント」を獲得しながら速さを競う。2013(平成25)年から全国で開催している。
シリーズ第3・4戦として開催された今大会には、国内のみならず、中国や台湾、香港などから約1000人の子どもたちが参加。レースは年齢ごとのクラス別に開催。ヘルメットをかぶって防具を身に着けた子どもたちがスタート地点に一線に並び、合図が鳴ると勢いよく地面を蹴って走りだした。参加した子どもたちは、家族や仲間の声援を受けながら、カーブになると体を傾けるなどしながらバイクを操り、ゴールを目指して駆け抜けた。
主催した全日本ランバイク選手権シリーズ実行委員会の高平悠生委員長は「豊田市で初めての開催だが、地元の人の協力もあり、無事に大会を開くことができた。今後も日本発祥のランバイク競技の普及を目指して、各地で大会を開きたい」と意気込む。