
梅の収穫と出荷作業が5月11日、みよし市莇生町地内の梅畑で始まった。
約7ヘクタールにわたって広がる梅畑には3000本ほどの梅の木が立ち並び、莇生梅栽培振興協議会の会員によって、「小梅」「青梅」「南高梅」など、さまざまな品種が育てられている。
14日には小梅の収穫が行われ、組合員の手によってもぎ取られた梅の実は、木の下に敷かれたブルーシートの上に集められ、プラスチックのケースに取り分けられた後、軽トラックで次々と直売所に運ばれた。莇生公民館前にある直売所では選別作業が行われ、会員が一つ一つ梅の実を手に取り、色合いや傷、病気の有無などを確認しながら「秀」「優」「良」の3段階に選別した。
莇生梅栽培振興協議会の塚本正邦会長は「昨年は(梅の生育が)悪かったため心配したが、今年は例年並みに育っていて品質は良い。ぜひ買いに来てほしい」と話す。
直売所では、この日収穫したばかりの梅の実を無選別で販売しており、毎年購入している常連客など多くの人が訪れた。梅の収穫作業は6月上旬まで続く予定で、品種ごとに順次出荷する。