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豊田市内4酒造業者と矢作ダムなどが協働 ダム貯蔵酒を蔵出

矢作ダムでの蔵出作業の様子

矢作ダムでの蔵出作業の様子

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 豊田市旭地区の矢作ダム(閑羅瀬(しずらせ)町)堤内で8月20日、市内4つの酒造業者が貯蔵酒を蔵出しした。

豊田市内4酒造業者と矢作ダムなどが協働 ダム貯蔵酒を蔵出

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 同事業は、豊田市内4酒造業者(浦野、関谷醸造、豊田酒造、中垣酒造)が協力し、旭地区の観光資源でもある矢作ダムや旭観光協会が中心となり、酒造業者、国土交通省矢作ダム管理所、豊田市が共働で実施しているもの。

 6回目となった今年は、年間を通じて15度程度と温度の変動がなく、日本酒の貯蔵・熟成に適している矢作ダムの堤内を利用し、各業者がそれぞれ製造した清酒を一定期間貯蔵・熟成し販売するもの。今年も酒造業者のスタッフらが協力して地下の貯蔵スペースから地上に搬出した。

 旭観光協会の鈴木正晴会長は「4つの酒造が目標を一つに力を合わせて取り組んでいるのは素晴らしいこと。多くの人にお酒を愛飲していただき、発展していってほしい」と話し、浦野の杜氏・新井康裕さんは「横のつながりで学ぶことも多く、仲間ができるのもありがたい。今年は辛口のお酒だが、柔らかく仕上がった。ぜひ味わってほしい」と呼びかける。

 蔵出しされた日本酒は、4つの蔵元各1本300ミリリットルのセットを「矢作ダム貯蔵酒 2025 山清水秀(さんせいすいしゅう)」の名で、限定150セット販売する。

 価格は5,000円。8月25日から、トヨタ生協・メグリア本店、メグリア藤岡店のサービスカウンター、宅配事業部で予約を受け付け、9月13日から受付店舗で受け取れる。

 9月21日には、愛知環状鉄道の新豊田駅前「新とよパーク」(若宮町8)でダム貯蔵酒4種の試飲、発酵食の販売、バスツアーなどを行うイベントも開催される。

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