「豊田国際紙フォーラム」が9月7日、国際紙団体「IAPMA(ヤプマ)」に所属する作家の展覧会を皮切りに開幕し、喜楽亭(小坂本町)、豊田市民芸館(平戸橋町)、豊田市民ギャラリー(西町5)の3会場で展示が行われている。
今回の展覧会は、世界36か国のペーパーアーティスト約500人で構成する国際紙団体「IAPMA(ヤプマ)」に所属する作家によるペーパーアート作品が集結するもので、22カ国約100人の作家らが参加。展示空間を含めて作品とみなすインスタレーション作品や立体・平面作品など、それぞれの建物や空間の特徴に合わせた創造性豊かで多様な作品約140点を展示している。
豊田市民ギャラリーでは、IAPMA所属作家が制作した空間芸術の紙作品45点を展示。アメリカの作家が手掛け、淡い緑色や黄色、紫のランタン状のカラフルなオブジェ6点を壁からつるした「CRYSTALS FOR BEGINNERS(初心者のためのクリスタル)」と題した作品や、スイスの作家が新聞紙も用いて制作した「Good news bad news」と題した作品など、紙を使った個性的な芸術作品を展示している。
同展覧会は10月17日まで開催し、3会場とも入場無料。10月7日~10日には豊田国際紙フォーラムのコアウイークとして、和紙に関する国際会議やシンポジウム、小原和紙工芸作家工房の見学がオンラインで開催する予定。