防災出張授業「HATENAMAZUがゆく!」が9月26日、みよし市立三好丘小学校(三好丘7)で行われた。
みよし市の小学校で防災出張授業 減災・防災を分かりやすく伝える
「備える! 中日サバイバルキャンプ」の派生イベントとなる同授業は、減災・防災教育の強化を目的に行ったもの。当日は同校4年生児童約70人が参加。体育館を会場に、地震や関連する知識を学ぶ座学、楽しみながら被災時に役立つ実技の指導などを行った。
始めに、中日サバイバルキャンプのスタッフが、地震の仕組みや、大きな地震が発生した際にどのようなことが起こるのかを、写真やビジュアル資料を使って説明。その中では、2024年1月1日に起きた能登半島地震で、現地の自動車のドライブレコーダーの映像を見る時間もあり、大きく揺れる映像を見て、驚きの声を上げる児童の様子が見られた。
続いて、バケツリレーの方法も紹介。児童たちがクラス対抗でバケツリレー競争をした際には、スタッフから「実際は水が入っていたり、火が近くまで来ていたりして危険なこともあるので、気を付けないといけない」と、本番を想定したアドバイスを行う場面も見られた。
このほか、新聞紙を使った紙食器作りや、器械体操で使うマットでけが人を運ぶ訓練なども行うなど、児童たちは授業を通して減災・防災に対する知識を深めた。
参加した児童からは、「(授業を聞いて)地震は怖いと感じた」「今回の訓練で学んだことを家族にも教えて一緒に行動したい」などの声が聞かれた。
「備える! 中日サバイバルキャンプ」は、10月1日に新しくオープンするみなよし交流センター(明知町下細口1)の開館記念イベントとして10月18日・19日にも行われる。