「歴史カードゲーム『ハイスト』体験会」が10月26日、カネヨシプレイス(みよし市三好町)で開かれた。
歴史カードゲーム「ハイスト(正式名称Hi!story)」は、大学生起業家が経営する企業Highstoが開発・販売する対戦型ゲーム。日本をはじめ世界中の歴史上の人物をキャラクター化したカードを自由に組み合わせた「デッキ」を駆使して、相手の山札を攻撃し、先に札を0にした方が勝利するもの。
同ゲームは同社の社長を務める渡辺拓磨さんが4年前、サークル仲間と共に開発。初めは仲間内で楽しんでいたものを、「ゲームを楽しみながら歴史を好きになってほしい」という思いから、2年前、本格的に商品化。2023年に法人化し、岡崎市と共催でのイベント開催や、全国の学童などに配るためのクラウドファンディングを行った。
ゲームで使うカードには、織田信長、徳川家康などの日本の戦国武将から、三国志に登場する劉備玄徳やフランス皇帝・ナポレオン、真言宗の開祖・空海、万有引力の法則を唱えたイギリスの学者・ニュートンなど、社会科の教科書にも出てくる文化人や政治家、思想家などを起用。それぞれレアリティや攻撃力、固有の効果を設定し、ゲーム性を高める要素を加えている。
「カネヨシプレイス オータムフェスタ2025」との同時開催となった当日、同施設のレセプションホールを会場に3部構成で開催。初心者向けの体験会では、始めにスタッフがカードゲームのルールやカードの動かし方などを説明した後、実際にカードを使ってプレーしながらゲームの面白さを紹介。第2部では、参加した親子が、子どもがまだ小さいこともあり、スタッフに教わりがらゲームを進めたが、保護者がルールを把握すると、「こうしてみたら」と声をかけるなど、一緒になって楽しむ姿が見られた。
経験者向けの特訓会ではミニ大会を行い、参加者は自分が考えて構成したカードデッキを使い、一つでも多く勝利しようと懸命にプレーし、最後の結果発表で優勝した参加者はガッツポーズで喜びを爆発させた。
渡辺さんは「東海地方でプレー人数を増やし、子どもだけでなく、大人にも楽しんでもらえるようにしたい」と今後の展望を話す。