トヨタ自動車硬式野球部「レッドクルーザーズ」の増居翔太投手が10月31日、トヨタスポーツセンター(豊田市保見町)内の同部施設で、ヤクルトスワローズの球団職員から指名あいさつを受けた。
ドラフト4位のトヨタ硬式野球部・増居投手にヤクルト球団指名あいさつ
小学2年の時にスポーツ少年団で野球を始めた増居投手は、国公立大学への進学実績が高い彦根東高へ進学。2年生で出場した夏の甲子園では初戦の相手を完投で封じ、同高の甲子園初勝利に貢献。慶応大学へ進学すると3年生の時に最優秀投手賞に輝く活躍でチームを34年ぶりの全日本大学選手権優勝に導いた。
大学卒業後はトヨタ自動車に入社。レッドクルーザーズ所属の3年間で体重は5キロほどアップするなど肉体づくりに力を入れ、2024年の社会人野球日本選手権では3試合に先発し、2完封の活躍で優勝に大きく貢献。最高殊勲選手賞を受賞する活躍を見せた。
記者会見に臨んだ増居投手は「環境に恵まれていろんな経験ができた」とこれまでを振り返るとともに、「(ドラフト)指名がゴールではない。これからが大事。中継ぎや抑えで投手陣の一角を担えるようになりたい」と抱負を述べた。豊田市民に対しては、豊田市代表として応援してくれたことに感謝するとともに、「日本選手権では連覇を目指して全力を尽くすのでの応援してほしい」と呼びかける。