企画展「伊能忠敬-新しい地図の世界へ-」が1月31日、豊田市博物館(豊田市小坂本町5)で始まった。
伊能忠敬は、19世紀前半に豊田市のほか、日本全国を測量し、わが国最初の実測した日本地図を制作した人物として、歴史の教科書でも取り上げられる人物。
同展では、伊能忠敬記念館が所有する国宝「伊能忠敬関係資料」を中心に、伊能忠敬が作った日本地図「伊能図」以前の日本地図や豊田市に残る古い絵図など約80点の資料を通じて、伊能忠敬の偉業と地図の発達の歴史について紹介している。
展示は4章で構成。第1章「伊能忠敬とその偉業」では、伊能図と全国測量の記録や使用した道具類などから伊能忠敬の偉業について迫る。
第2章は「日本・世界を把握する眼」と題し、鎌倉時代から江戸時代にかけて制作された日本地図や世界地図から、日本がどのように描かれ、そして変化してきたのかを紹介。
第3章「とよたに残る伊能の足跡」では、1811年に中山道から名古屋を経由して現在の豊田市を測量した歴史を踏まえ、沿海から離れ、しかも大きな街道ではないこの地方を、なぜ、どのように測量したのかを、豊田に残る忠敬の足跡から探る。
最終・第4章「近世とよたの古絵図の世界」では、村絵図を中心に、旧豊田・挙母の街並みを描いた絵図や入会山分配絵図、街道絵図など、豊田市の地域に残るさまざまな絵図を紹介し、豊田の古絵図の世界の一端を紹介している。