豊田参合館(豊田市西町1)で11月13日、「第26回消防子ども写生大会表彰式」と「1日消防長委嘱式」が行われた。
これは、「令和3年秋季全国火災予防運動」に合わせて、市民に広く防火の呼び掛けを行うことを目的に、豊田市防火危険物安全協会と豊田市消防本部が開催したもの。
今回は、消防に対する関心と防火意識の高揚を目的に毎年開催している習字・ポスターの防火作品と写生大会に参加した作品のうち優秀な作品の授賞者を表彰するとともに、東京五輪アーチェリー男子団体の銅メダリストで、「豊田市わがまちアスリート」の武藤弘樹選手を1日消防長に委嘱して、街頭での火災予防の呼びかけを行った。
表彰式には、受賞した33人の児童とその保護者らが出席。豊田市消防本部の須賀消防長をはじめ豊田市防火危険物安全協会の代表などから、関係者から賞状と記念品が贈られた。
続いて1日消防長の委嘱式が行われ、東京オリンピックアーチェリー男子団体銅メダリストの武藤選手に委嘱状が手渡された後、アーチェリー競技の質問コーナーや実演などを通じて、会場にいる子どもたちと交流。駅前通りに面した広場に出て、1日消防長として街頭で啓発グッズを配りながら、火災予防を呼びかけた。
担当した同市消防本部予防課の宇野さんは「東京五輪の銅メダリストである武藤選手に1日消防長を務めてもらい、週末を楽しむ多くの家族連れなどに火災予防について呼び掛けることができた」と話し、手応えを感じていた。