豊田市旭地区の「上中しだれ桃」が見頃を迎え、多くの人でにぎわいを見せている。
同地区上中町の「しだれ桃群生地」は地元住民らが半世紀前に植えたのが始まりで、地域ぐるみで手入れを行い、毎年4月上旬になると3000本のしだれ桃が満開を迎える。「桃源郷」さながらの風景が見られることから「上中のしだれ桃」として旭観光協会などがPRを行い、市内をはじめ名古屋などから多くの観光客が訪れる観光スポットとなっている。
毎年見頃になると臨時駐車場が設けられ、同駐車場から群生地まで続く約1キロの散歩道沿いには、白や桃色、深紅など色鮮やかな花が里山を彩り、訪れる人の目を楽しませている。
満開を迎えた4月12日は、友人同士で散策を楽しむ人や、山あいの斜面に広がるレンギョウの黄色い花と満開に咲き誇るしだれ桃が咲く風景をカメラに収める観光客などでにぎわいを見せた。
見頃は4月17日ごろまで。臨時駐車場は4月18日まで。料金1,000円(運営協力金として維持活動経費に充当)。