トヨタ生活協同組合メグリア本店(豊田市山之手町8)で7月14日、「豊田市農林畜産物品評会 桃の部」が開かれた。
品評会は、「生産者が互いに競いながら品質向上を目指し、より良いものをより安全に消費者に提供するとともに、農林畜産物の振興と消費拡大を諮る」ことを目的に豊田市農産物ブランド化推進協議会と豊田市が開いている。
当日は、JAあいち豊田に所属する農家が育ててきた桃の品種「白鳳」19点が会場に並び、愛知県豊田加茂農林水産事務所の農業改良普及課と農政課の職員、愛知県中央青果の社員、トヨタ生活協同組合の理事長、合わせて4人が審査を行った。
審査は、色や形・味や香り・熟度や肉質・糖度・傷の有無の5項目、50点満点で行った。審査員が机に並べられた桃の色や形、玉のそろい具合などを一つずつ見て回り、試食用に切り分けられた桃の香りを確認した後、口に含み、果肉をしっかり味わいながら採点。審査員同士で味の感想や見た目の良さなどを真剣な表情で話し合いながら賞の選考を行った。
表彰式では、金賞から順番に受賞者の名前を読み上げ、各賞を発表した。金賞=加藤明彦さん(舞木町)、銀賞=森誠之さん(舞木町)、銅賞=大岩孝弘さん(舞木町)、理事長賞=川上浩司さん(乙部町)。今回は、新型コロナウイルス感染対策で生産者が参加しなかったため、受賞者には後日、表彰状が贈られる。