豊田市駅前東口広場「とよしば」を拠点に5月16日、「第1回とよたオンライン交流館」が開催された。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い公共施設が休館となり、住民らが集まるイベント、交流会等の開催が困難になったことから、地域をつなげようと立ち上がったプロジェクトとして始まった。普段から交流がある福岡県久留米市の有志が手掛ける「くるめオンライン公民館」を参考に2020年5月17日、「とよたオンライン公民館」として立ち上がった。
「いつでも出入り自由のオンライン公民館」をコンセプトに、これまで市民活動団体による体操や親子遊び、さまざまな仕事を紹介するインタビュー、公共施設や中京大学のゼミ生とコラボしたコンテンツなどを配信してきた。
今回、プロジェクトが発足して1周年を迎えたことから、豊田市における公民館の呼称「交流館」に合わせて名称を変更するとともに、幹事役となる館長が月替わりで担当し、それぞれの個性を出していく方向に改めた。
3度目の緊急事態宣言に入って初の日曜となったこの日は、同プロジェクトのホームページ作りをはじめ、自宅で簡単にできる体操や親子遊びをオンラインで行った。
プロジェクトを立ち上げた「とよしば」運営管理者の西村新さんは「オンラインでいつでも出入り自由なので気軽に遊びに来てほしい。リアルとオンラインの架け橋として、いろいろな方の協力を得ながら街を盛り上げるコンテンツを配信していきたい」と話す。