とよたエコフルタウン(豊田市元城町)で10月1日・2日の2日間、「耕Life(こうライフ) SDGsマルシェ」が行われた。
とよたエコフルタウンで「耕Life SDGsマルシェ」 山間部の魅力発信
同イベントは、豊田市の持続可能な開発目標=SDGs発信拠点である「とよたエコフルタウン」を所管する豊田市未来都市推進課と、市内の農業や食、文化などを紹介しているフリーペーパー「耕Life」が企画し、毎年この時期に開いているもの。
今年は「とよたの山里を知ろう!体験しよう!」をテーマにクイズラリーを行うほか、豊田市や近隣の森林について学ぶブースをはじめ、地元の食材を使った料理が味わえる販売ブースやキッチンカー、矢作川の生き物の展示ブース、食品ロスの削減啓発ブースなど28ブースが出展した。
このうち、今回のテーマに沿って設置された「豊田市森林課」のブースでは、森林に関する啓発ビデオ上映やパネル展示、「おいでん山村センター」のブースでは、市内の山村地域で活動する人の紹介や定住に関する出張相談、 豊田市に隣接する長野県根羽村のブースでは、根羽杉を使ったペンダント作り体験などが行われ、来場者は楽しみながら山間部の役割や魅力などを学んでいた。
会場中央に設けられたステージでは、豊田市内などで活動する歌手らによるライブ演奏をはじめ、地元を拠点に活動する「劇団笑劇波(しょうげきは)」による山間部の日常生活をコミカルに描いたオリジナル劇の上演、旭地区や足助地区での活動をテーマにしたラジオ番組の公開収録が行われ、「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」に関する取り組みをインタビュー形式で紹介した。
このほか、社会福祉施設と農家が連携する「農福連携」の野菜や、クッキーなどの焼き菓子、豆腐、地元産蜂蜜などの販売ブース、ジビエを使ったパスタやハンバーガーをはじめ、カレーやサンドイッチなどのテイクアウトメニューを提供するキッチンカーの出店などもあり、会場は家族連れなどでにぎわいを見せた。