名古屋刑務所(みよし市ひばりヶ丘1)で10月15日、「第32回 東海北陸みよし矯正展」が開催された。
罪のない地域社会を築く「社会を明るくする運動」の一環として多くの人に矯正行政について知ってもらおうと例年開いている同イベント。コロナ禍の影響で、3年ぶりの開催となった。
今年は「地域とあゆむ未来」をテーマに、名古屋矯正管区が主催する「東海北陸 矯正展」との同時開催で行われた。
始めに特設ステージでオープニングセレモニーが行われ、小山祐みよし市長をはじめとした関係者らがくす玉を割り、イベントが開幕。
中でも、全国の刑務所の受刑者が刑務作業で製作したバックや革靴、ソファなどの家具や革製品、日用雑貨が並ぶ刑務作業製品の展示・即売コーナーには、イベントの開始とともに多くの人が訪れた。お気に入りの一品を見つけレジに並んだり、家具を一点一点見て回ったりするなど、思い思いに買い物を楽しむ様子が見られた。
このほか、刑務官の仕事を紹介するブースや、コロナ禍で工場での作業ができなくなった現場の声などを紹介する矯正展広報コーナーのブースも開設。説明が書かれたパネルの前で足を止めるなどして、矯正行政に関する理解を深めていた。