豊田参合館(豊田市西町1)で11月6日、「第27回消防子ども写生大会表彰式」と「一日消防長委嘱式」が行われた。
「令和4年度秋季全国秋季火災予防運動」に合わせて、市民に広く防火の呼びかけを行うことを目的に、豊田市防火危険物安全協会と豊田市消防本部が開いた。
今回は、消防に対する関心と防火意識の高揚を目的に毎年開催している写生大会に参加した作品のうち優秀な作品の受賞者を表彰するとともに、豊田市防火危険物安全協会会員の企業から選出された女性社員を一日消防長に委嘱して、街頭で火災予防の呼びかけを行った。
表彰式には、受賞した児童とその保護者らが出席。豊田市消防本部の須賀消防長をはじめ豊田市防火危険物安全協会の代表など、関係者から賞状と記念品が贈られた。
続いて一日消防長の委嘱式が行われ、アイシン高丘の中川ひとみさんと、豊田鉄工の磯貝華奈子さんに委嘱状が手渡された後、駅前通りに面した広場で一日消防長として、啓発グッズを配りながら火災予防を呼びかけた。
豊田市駅東口まちなか広場「とよしば」では、市民の防火意識向上を目的に、同市と包括連携協定を結んでいる愛知学泉大学のオーケストラ部と豊田市消防音楽隊による合同演奏会「火災予防啓発コンサートinとよしば」が行われ、ゴダイゴの「銀河鉄道999」やジブリ映画のテーマ曲など耳なじみのある楽曲を演奏。会場を訪れた100人を超す市民にコンサートを通じて、家庭用火災報知器の設置や日頃からの火災予防を呼びかけた。
担当した同市消防本部予防課の加納さんは「週末を楽しむ多くの家族連れなどに火災予防について呼びかけることができた」と手応えを感じていた。