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豊田市消防本部らが消防・医療連携訓練 WRCイベント会場のスカイホールで

スカイホール豊田で行われた消防・医療連携訓練の様子。

スカイホール豊田で行われた消防・医療連携訓練の様子。

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 スカイホール豊田(豊田市八幡町)で10月5日、大規模イベントの開催に備えた消防・医療連携訓練が行われた。

豊田市消防本部らが消防・医療連携訓練 WRCイベント会場のスカイホールで

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 同訓練は、市内で行われる大規模イベントに備え、消防の組織的な災害対応力の向上を図るとともに、市内の医療機関や看護専門学校などとの連携を強化する目的で、豊田市消防本部が毎年この時期に実施しているもの。

 今年は11月に「FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2022」のパブリックビューイングイベントが開催される予定のスカイホール豊田を会場に、「施設内で凶器を持った人が暴れ、多数の負傷者が発生した」という想定で訓練が行われた。

 当日は、豊田市消防本部の救急隊員をはじめ、トヨタ記念病院の医師・看護師、豊田地域看護専門学校の学生、スカイホール豊田の職員など約130人が参加。施設の職員からの119番通報で出動した救急隊員が、現場指揮本部・救護所の設置をはじめ、重傷度や治療緊急度に応じた傷病者の振り分けを行う「トリアージ」、搬送順位の決定、救急車での搬送などを訓練した。

 トリアージの場面では、到着した救急隊員が施設の中で倒れている負傷者一人一人に声をかけ、名前や年齢が言えるかどうかや、けがの様子などを確認し、トリアージ・タッグでカテゴリーを分け、順番に屋外に運び出すなどして、迅速に活動する様子が見られた。

 今回初めて消防からの要請でドクターカーが出動し、医師と看護師が救急隊員と連携して現場で負傷者の処置に当たるなど、本番さながらの緊張感の中、参加者一人一人が真剣な表情で訓練に取り組んだ。

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