豊田市中央図書館(豊田市西町1)で12月10日、「勝田貴元選手 ファンミーティング」が行われた。
勝田貴元選手、豊田市中央図書館でファンミーティング レース秘話も
勝田選手は、豊田市内など愛知県と岐阜県で開催され、豊田市駅前でも沿道に市民が応援のために集まるなど注目を集めた「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2022」で3位入賞を果たした愛知県出身のラリードライバー。
同イベントは、勝田選手を招き、その活躍をたたえるとともに、レースにまつわるさまざまな話を聞く機会を設けようと、同館が企画した。
勝田選手が司会からの質問に答えていくトークショー形式で行い、今シーズンのレース結果の振り返りや注目された日本でのレースの際のエピソードのほか、参加者からの質問にも応えた。
この中で、今シーズンは総合順位・5位で終えたことについて、勝田選手は「昨シーズンに比べ安定はしていたが、もっとできたこともあった。それでも2度の表彰台に上り、成長ができた年になった」とふり返った。司会からレースを走り切る回数が多かったと話を向けられると、「完走することで経験を蓄積でき、次のシーズンに生かすことができるのでとても良かった」と、手応えを語る場面も見られた。
このほか、レース前の心情やライバル選手との関係性、天候による競技車のセッティングについてなど裏話も多く聞かれ、熱心なファンは、うなずきながら勝田選手の話に耳を傾けていた。