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豊田市民芸館で郷土玩具展 来年の干支「卯」テーマに200点展示

豊田市民芸館「郷土玩具展 干支(えと)と卯(う)」の展示作品。

豊田市民芸館「郷土玩具展 干支(えと)と卯(う)」の展示作品。

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豊田市民芸館(豊田市平戸橋町)で現在、「郷土玩具展 干支(えと)と卯(う)」が開催されている。

豊田市民芸館で郷土玩具展 来年の干支「卯」テーマに200点展示

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同展は、2023年の干支である「卯」をモチーフにした張子や土人形、土鈴など、全国の地域性に富んだ温かみのある郷土玩具100種類、約200点を展示しているもの。

 会場の第3民芸館には、置物でありながら音が出たり、動いたりする仕掛けを施してある物を多く展示し、昔から月の模様は「餅をつくうさぎ」に似ていると見られていたことから、餅つきをしたり、杵(きね)を持ったウサギなど、さまざまな玩具を見て楽しむことができるようにした。

ギャラリーには、名古屋のからくり玩具で、紅白の着物を着たウサギが交互に動いて餅をつくカラクリ人形や、竹の板に糸が巻き付けられていて、糸の戻る力でウサギが飛び上がる「飛んだり跳ねたり」という名の伝統的な江戸小物玩具などの動くもののほか、小さなウサギの土人形の後ろに吹き口が付いていて笛になっているという全国的にも珍しい青森県弘前市の下川原人形、丸いウサギの形が愛らしい福島県三春町の三春張子など、表情豊かな玩具の数々を展示している。

そのほか、木でつくられたかわいらしい十二支の置物の鳥取県の岩井温泉木地玩具や、飛躍を象徴する縁起物の伝統的な図柄である「波にうさぎ」が描かれた凧(たこ)も見ることができる。

開館時間は9時~17時。月曜と12月29日~1月4日は休館。観覧無料。2月5日まで。

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