みよし市指定文化財「石川家住宅」(みよし市三好町)で4月9日、「こいのぼりのモビールをつくろう」と題した講座が行われた。
同施設では、多くの人に施設を訪れてもらおうと、「布草履を作ろう」や「琴を奏でてみよう」など、年間を通してさまざまな講座を定期的に開いている。
当日は「子どもの日」をテーマに、折り紙や「水引」と呼ばれる帯紐(おびひも)を使って、こいのぼりや、かぶとをモチーフとした和風のモビールを作りに挑戦。モビールは、紙やプラスチックなど軽い素材を糸や棒でつるし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたインテリアや知育玩具として使われているもので、市内外から参加した3組が石川家住宅の職員の指導の下、モビール作りに取り組んだ。
参加した子どもたちは、最初は苦戦しながらも職員の説明を受けてモビールにつるす3匹の親子のこいのぼりを折っていき、スタッフが用意したかぶとや扇子の折り紙、水引で作られた玉、乳白色のビーズなどオブジェを、針と糸を使って自由に飾り付け作品を完成させると、うれしそうな表情を浮かべ作品作りを楽しんでいた。