名古屋グランパスOBによる「ゼロカーボントークショー」が5月6日、豊田市駅東口まちなか広場(豊田市喜多町2)で開かれた。
グランパスOBが「ゼロカーボントークショー」 サポーターにCO2削減呼びかけ
豊田市を中心とした企業や団体などで構成し、日々の行動を見直し節電やリデュース(ごみの削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再生利用)という、いわゆる3Rを実践していくことでCO2の削減につなげていく活動を推進する「とよた・ゼロカーボンネットワーク」が主催した。
市民に環境意識の向上と、さらなる環境配慮行動の実践を呼びかけるため、同市をホームタウンとし、活動に賛同する名古屋グランパスの協力で、チームOBの杉本恵太さんと田中隼磨さんを迎え、CO2削減に関するトーク中心のイベントが行った。
当日は、豊田スタジアムで開催されたガンバ大阪戦の試合開始前ということもあり、100人を超えるサポーターらが詰めかけた。杉本さんと田中さんがCO2の削減につながる行動や、2010(平成22)年に名古屋グランパスが優勝した際のエピソードなどのテーマが書かれたサイコロを振り、トークを展開。
「名古屋グランパスのエコ活動について」というテーマでは田中さんが、名古屋グランパスがサポーターに協力を呼びかけている「フードドライブ」の活動を紹介。「思い出の場面」というテーマでは、杉本さんが2010年の優勝を決めた湘南戦で得点に結びつく自身のプレーシーンがスローモーションに見えたと当時の様子について熱く語ると、サポーターらは熱心に耳を傾けていた。
「ゼロカーボン」の取り組みについて田中さんが、遠征時にホテルの枕やアメニティーを使わず、自ら持参したものを使っていたことなどを明かし、日常で気軽にできることから始めてみることを呼びかけ、ショーを締めくくった。
イベント終盤には選手のサイン入りレプリカユニホームやタオルが当たるじゃんけん大会を行ったほか、ゼロカーボンに関する啓発ブースも用意。試合観戦に訪れた人たちに、同市によるゼロカーボンの取り組みを紹介した。