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豊田市民芸館で40周年記念特別展 柳宗悦収集の「沖縄工芸品」一堂に

豊田市民芸館開館40周年記念特別展「沖縄の美」の展示。

豊田市民芸館開館40周年記念特別展「沖縄の美」の展示。

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 豊田市民芸館(豊田市平戸橋町)開館40周年記念特別展「沖縄の美」が現在、開かれている。

豊田市民芸館で40周年記念特別展 柳宗悦収集の「沖縄工芸品」一堂に

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 同展は、2022年度に沖縄の本土復帰50年を記念して東京の日本民芸館で行われた特別展を再構成したもの。日本民芸館が所蔵する焼き物、染め物、織物、漆器などの沖縄工芸品約150点を展示し、日本本土やアジアの国々の影響を受けながら、15世紀~19世紀に栄えた琉球王国として独自の文化を形成してきた「美の宝庫」ともいわれる沖縄の魅力を紹介している。

 第一民芸館には、型紙を使った鳥や花、風景などのさまざまな文様の、染めが華やかで、袖丈も着物に比べると短く、羽織るように着ていた「紅型(びんがた)」の衣装をはじめ、沖縄特有の埋葬方法を象徴する御殿型の骨壺「厨子甕(じいしいがみ)」、朱色が鮮やかな琉球王国時代の漆器などを展示。

 第二民芸館には、租税の一部として琉球王国に納められていた沖縄の離島で作られた色鮮やかな織物や琉球王国時代の工芸品、戦前の沖縄の人々の生活や文化を垣間見ることができる貴重な写真なども併せて展示し、沖縄の風土と共に作り出された「おおらかな美しさ」を体感することができる。

 同館の都筑正敏さんは「柳宗悦によって戦前の沖縄で収集された染織品や焼き物、漆器などを見ることができるとても貴重な機会。この展覧会を通じ、沖縄へ思いをはせる機会になれば」と来館を呼びかける。

 11月25日14時から「琉球獅子舞・エイサー演舞」を披露するほか、12月2日には茶室「勘桜亭」での呈茶に沖縄をイメージしたお菓子を提供する。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料=一般500円、高大生300円。12月3日まで。

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