「豊田市 市制70周年記念とよたアニメシネマフェスティバル プレフェスティバル 映画『神在月(かみありづき)のこども』主題歌レコーディング&初号試写会」が7月11日、豊田スタジアム(豊田市千石町7)で開催された。
豊田スタジアムで開催された「とよたアニメシネマフェスティバル」
同フェスは、豊田市駅前にシネマコンプレックスが誕生することをきっかけに映画館をまちのにぎわいの創出に活用しようと豊田市や中心市街地の公共・商業施設などで構成する「映画を活(い)かしたまちづくり実行委員会」が主催し、定期的に開いているもの。今回のイベントは、5月5日(こどもの日)に開催する予定だった、新型コロナウイルス感染症の拡大により、この日に延期。当日は、市内の小学生とその保護者らが来場した。
主題歌のレコーディングに先立ち、太田稔彦豊田市長と同委員会の河木照雄実行委員長、豊田市出身でアニメ・名探偵コナンのプロデューサーを長年務めた「WE LOVEとよた スペシャルサポーター」の諏訪道彦さん、この作品の原作を手掛けたコミュニケーション監督の四戸俊成さんが、メインスタンドに設けられたステージに登壇。映画の舞台である山陰地方出身のフリーアナウンサーで、諏訪さんと同じく「WE LOVEとよた スペシャルサポーター」の上田まりえさんが進行役を務め、2017(平成29)年に豊田市で開催された「とよたアニメシネマフェスティバル」をきっかけに今回の映画が誕生したことなどを披露した。
続いて、豊田市少年少女合唱団による主題歌「神無‐KANNA」の合唱、作品で声優を務めた俳優の蒔田彩珠(まきた・あじゅ)さんと新津ちせさん、主題歌を歌うシンガー・ソングライターのmiwaさんを招きトークショーを行った。ゲストの3人は、声優として演じる上でのエピソードや主題歌に対する思いなどを披露した。
映画主題歌のサビに手拍子を入れるレコーディングでは、来場した市内の小学生と保護者による手拍子がスタジアムに響き渡り、歌唱を披露したmiwaさんは「豊田の皆さんに少しでもパワーが届けられればと思い歌った。皆さんからの手拍子でパワーを返してもらいうれしい」と話すと、客席から拍手が送られた。
この後、映画製作関係者が作品の仕上がりを確認するために見る「初号」と呼ばれる未完成版の試写が行われ、来場者はスタジアムの大型ビジョンを見つめ、映画の世界を楽しんだ。
映画「神在月のこども」は今秋公開予定で、同作品の上映に合わせて、豊田市制70周年を記念したオリジナルのショートフィルムが全国の映画館で上映される予定。