「夏休み!親子でまなぼう犬のこと」と題したイベントが8月3日、豊田市動物愛護センター(豊田市矢並町)開かれた。
子どもたちに向けて、動物の命の大切さを学ぶとともに、触れ合いを通して動物に親しんでもらおうと、夏休みに同施設が毎年開いているイベント。今回は犬に特化した企画として開催し、小学生とその保護者11組・31人が参加した。
始めに同施設の若林亮人さんが動物の命の大切さについて、「食べられる命」「野生の命」「一緒に暮らす命」の順に説明。中でも、「一緒に暮らすペットの飼い主には責任がある。毎日毎日、世話をしなければならない。最後までかわいがって、飼い続けられるのか?」という若林さんの問いかけに、眉をひそめ真剣に考え込む子どもの様子も見られた。
市民ボランティア団体「わんワンBonds豊田市動物愛護ボランティア」のスタッフが、犬の歯は人よりも10本多い42本であることや、犬の皮膚は人よりも薄いことなど、犬の体の特徴を説明。その後、訪問活動犬9頭との触れ合い体験も行い、子どもたちが「温かーい」「毛がフワフワしている」などと感想を述べながら、目を細めて笑みを浮かべてた。
イベントの最後に、職員が「犬を飼う、家族を一人増やすことには時間や費用など負担がかかる。そのことをよく考えて、家族で話し合って、検討してほしい」と話すと、親子が目を合わせてうなずき、犬を飼うことについての学びを深めていた。