パネル展「ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間」が現在、豊田市中央図書館(豊田市西町1)で開催されている。
戦争に関する資料を展示することで、市民の平和意識の醸成を図るとともに、過去の戦争体験を風化させることなく、次世代に引き継ぐことを目的に開く同展。
5階の企画展示コーナーでは、1945(昭和20)年8月に原子爆弾が投下された直後の広島と長崎の市街地の被爆状況を撮影した写真や絵など、原爆による悲惨な状況を24枚のパネルで紹介されている。
このほか、原爆被害の実相や世界における核弾頭の保有状況、非核兵器地帯に関する説明、核兵器の不拡散に向けて尽力した人々を紹介する18枚のパネル、原爆に関連した書籍や写真集も展示している。
企画を担当した豊田市秘書課の青木さんは「広島・長崎に暮らす人々が原爆の投下によって受けた悲惨な被害状況を写真やメッセージを通して知ってもらえる内容。薄れつつある戦争体験を風化させることなく、次世代に引き継いでいくためにも多くの方にご覧いただければ」と観覧を呼びかける。
開館時間は10時~18時。今月16日まで。