古代の焼き物の破片をまねて親子でクッキーを作るワークショップが8月10日、みよし市図書館学習交流プラザ「サンライブ」(みよし市三好町)で開かれた。
土器型クッキー「ドッキー」「スエッキー」作り みよしでワークショップ
ワークショップを通して多くの人にみよし市の歴史を楽しみながら学んでもらおうと、みよし市立歴史民俗資料館(三好町)が主催する同イベント。
当日は2部制で行われ、午前の部には7組13人の親子が参加。愛知県を中心に活動している料理研究家・高倉恵さんを講師に迎え、「ドッキー」作りに挑戦した。
はじめに、歴史民俗資料館学芸員の平井さんが今回の「ドッキー」のモチーフとなる須恵器や、灰釉(かいゆう)陶器の実物を見せながら、同市の焼き物の歴史について解説。
続いて、高倉さんがレシピの手順を説明した後、参加者が各調理台に分かれ、資料を確認しながら黒ごまと豆乳を生地に混ぜ、須恵器の黒色をイメージした「スエッキー」と、マスカットとメロンの飴で、鮮やかな緑色の部分が特徴である灰釉陶器を表現した「ドッキー」の2種を作った。
調理中、「ドッキー」や「スエッキー」に模様をつけようと、生地に木のスタンプを押したり、竹串で好きなキャラクターの絵を描いたりするなどして趣向を凝らした。クッキーが焼き上がると、おいしそうに食べながら感想を語り合う子どもや、袋に入れて持ち帰り、家で食べるのを楽しみにしている子どもたちの姿が見られた。