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メタバース空間で「二十歳のつどい」 豊田市が実証実験

メタバースとよた・つながるアリーナ「二十歳のつどい」会場

メタバースとよた・つながるアリーナ「二十歳のつどい」会場

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 「メタバース二十歳のつどいinとよた」が2月27日、仮想空間「メタバースとよた・つながるアリーナ」で開催された。

メタバースで二十歳のつどい

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  豊田市は「豊田市メタバース将来ビジョン」に基づき、市民や企業、行政、団体がコミュニティー形成や情報交換、実証実験を目的としたイベントなどを主体的に行える仮想空間「メタバースとよた」を構築し、昨年12月に運用を開始した。

 同イベントは、「二十歳のつどい」をメタバース上で実証的に行うことで、次年度以降の開催に向けたニーズを把握しようと開催したもので、当日は約30人が参加。

 はじめに、メタバースで自身のアバターとなるキャラクターの作成、操作説明を行った後、会場となる空間に移動。開会式で、子ども若者政策課の宇佐美さんが「二十歳のつどいには、仕事などの事情で出席できない人がいる。『メタバース二十歳のつどい』の開催により、より幅広い方々の20歳の節目をお祝いできる体制を整えていく」とあいさつした。

 イベントが始まると、豊田市内の中高生で構成され、自分たちの気持ちを歌にする「歌プロジェクト」の楽曲披露や、豊田市を紹介する「こんな豊田市知らなかった」が上映され、「おいでん踊り」「二十歳の宣言」の記念事業が行われた。

 「おいでん踊り」では、「おいでん」の音楽に合わせてエモート機能で思い思いにアバターを動かして楽しみ、「二十歳の宣言」では、じゃんけん大会で最後の1人まで勝ち残った参加者が「元気いっぱいで、優しい大人になりたい」と抱負を述べた。

 イベントが終了すると、意見交換会が行われ、参加者からは、「事情があって参加できない人が気軽に参加できるツールができるのはすごいと感じた」「思っていた以上に楽しく、実際の成人式とは違う催しを取り入れることでより面白くなると感じた」などの声が聞かれた。

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