
「令和7年初競り・初市式」が1月5日、豊田市公設地方卸売市場(豊田市高崎町)で行われた。
新年の取引を始めるに当たり、卸売市場や関係事業者の活性化・発展を祈願しようと 毎年開いている初競り・初市式。当日は、午前7時に青果棟を会場に初競りが行われ、競り人の威勢の良いかけ声とともに、大根やネギ、春菊、ニンジンなどの新鮮な野菜が次々と競り落とされた。
競りが終わると、太田稔彦豊田市長や羽根田利明豊田市議会議長、卸売市場の関係者らが出席して初市式が執り行われた。
あいさつに立った太田市長は「近年、価格の高騰が続く中、これからのこの市場の在り方は、『良いものを適切な価格でみんなが自分の体・命のために、安心・信用・信頼して購入し続ける』場所の中心となることが大切だと思う」と同市場の持つ意義を述べた。1982(昭和57)年に開設され老朽化が進む同市場について、「建て替えに向けた具体的な検討が始まっているので、皆さんの知恵を借りながら良い方向を目指したい」と話し、同市場の今後の在り方について検討していることを明らかにした。
その後、豊田市公設地方卸売市場協会の都築保彦会長の手締め発声のもと、出席者全員で3本締めを行い、式典を締めくくった。