企画展「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」が4月25日、豊田市博物館(豊田市小坂本町)で始まった。
豊田市博物館で「城の魅力」テーマに企画展 城郭考古学者・千田教授が監修
豊田市内の城の特徴や同市松平地区発祥の大名・松平氏、後の徳川氏が天下統一をしていく中世から近世における城の展開を、古い絵図や、立体的な地図をはじめ、さまざまな関連資料など約90点を紹介する同展。豊田市出身の城郭考古学者で大学教授の千田嘉博さんが監修している。
開催に先立ち行われたプレス内覧会の冒頭であいさつした千田教授は「全ての人に開かれたお城の展覧会。今までの展覧会を超える新しい城の楽しみ方を、豊田の博物館で実現した画期的な展示」とアピールした。
展示は5章に分かれ、企画展を監修した千田教授の経歴やこれまでの歩みなどの紹介、日本の城についての基礎知識、模型などによる豊田市内の城跡の説明などで、「楽しみながら城への理解を深められる内容になっている」という。
中でも、今回の目玉の一つである城郭の赤色立体地図は、航空機などで上空からのレーザー測量により得られた数値標高モデルのデータを用いて作られた凹凸が分かる赤色の地図で、第3章では、その地図データを元に3Dプリンターを使って作られた模型と共に展示。来館者が自由に触ることで、その城跡がどのような地形だったかを感じることができる。
もう一つの目玉である諸国古城之図は、177枚にも及ぶ東北から九州までの各地の古城を描いた絵地図。その中で12枚ある豊田市内の城の地図のうち、今回は10枚を展示し、江戸時代に描かれたとは思えない保存状態の良い貴重な資料を見ることができる。
開館時間は10時~17時。観覧料は、一般=1200円、高校生・大学生=1000円、中学生以下無料。6月28日まで。