企画展「養老孟司と小檜山賢二の虫展-みて、かんじて、そしてかんがえよう-」が7月11日、豊田市博物館(豊田市小坂本町5)で始まった。
単なる虫好きを超えて、研究者として知られる解剖学者の養老孟司さんと、情報通信研究者の小檜山賢二さんよる同展。小檜山さんが撮影した小さな虫を大きく拡大した高精細な写真に、養老さんが長年の虫との付き合いの中で深く考えさせられた言葉を添えたパネルや造形物、映像で紹介している。
昆虫に関する知識を得るのではなく、大人も子どもも、大きく拡大された虫の写真を見て、「何だ、これは?」と感じ、探求していく展示であることから、「みて、かんじて、そしてかんがえよう」と名付けたという。
小檜山さんが撮影した虫の高精細な写真は、細かい本当の姿を観察できるよう、ピントを変えながら多数の写真を撮影し、その中からピントの合った部分をつなぎ合わせて1枚の写真にする「深度合成」という技術を活用。小さな虫のてっぺんからお尻の先まで、全てにピントが合う状態になるのが最大の特徴。今回の展示では、現物の昆虫標本が写真の前に展示されているため、実物と写真を比較できる。
このほか、養老さんがブータンで採集し、新種記録した貴重な標本の展示と共に、同館開館の準備段階から市民と共に取り組んできた「虫あつめるプロジェクト」で、豊田市内で採集した虫の標本を特別展示している。
開幕前日の7月10日に行われた内覧会には養老さんと小檜山さんも来館し、養老さんが「この展示で、虫たちに関心をもってもらいたい」と来館を呼びかけた。
観覧料は、一般=1,500円、高校生・大学生=1,300円、中学生以下無料。月曜休館(祝日を除く)。9月23日まで。