サステナビリティ展「Re:Paper(リ・ペーパー) ごみをすけば、紙になる」が現在、豊田市博物館(豊田市小坂本町5)で開催されている。
サステナビリティ展「Re:Paper(リ・ペーパー) ごみをすけば、紙になる」
同展は、「豊田市小原和紙のふるさと」(豊田市永太郎町)と、愛知県立芸術大学デザイン専攻・社会連携プロジェクト・柴崎幸次研究室が取り組んできた、和紙すきの技術を使い、廃棄物を芸術素材として活用し産業化を図る共同研究を基に、「廃棄物で紙をつくる」アート事業の一環として行っているもの。
和紙に代表される日本の手仕事に根差した感性には、素材を生かし循環させる知恵が息づいており、今回は、捨てられるものを資源として捉え直し、紙という素材を通して、これからのものづくりと持続可能な表現のあり方を問いかける成果発表展として行っている。
会場には、牛乳パックの繊維を使い、タマネギの皮で染めた紙から作られたボウルやスツール、雑誌や新聞などでできたチェス、布や端切れを入れた猫のブローチや魚の帯留めなどのほか、学生が作った10種類以上の紙を使い、仏パリのデザイナーとのコラボレーションで制作されたドレスなど約200点を展示。
作品は使用した廃棄物を写真と解説付きで紹介し、その廃棄物から作られた和紙のサンプルも展示。来場者は、生活の中で生まれる身近な廃棄物が姿を変えた作品に、驚きながら、興味を示し見入っていた。
今回のプロジェクトに参加した愛知県立芸術大学2年の学生は「廃棄物を自分の手で紙にすることによって、紙に愛着が湧き、いとおしく思えるようになれる」と話し、小原和紙のふるさと学芸員の冨樫朗さんは「将来的には豊田市の産業廃棄物を使ったプロジェクトにしていきたい。身近にある廃棄物から、いろいろな作品が生まれているということを見ていただけたら」と呼びかける。
開館時間は10時~17時30分。月曜休館。入館無料。3月29日まで。