豊田市足助(あすけ)地区の有志らで構成する「Re:足助漆」が現在、足助産の漆を復元するプロジェクトに取り組んでいる。
かつて三大漆だった「足助漆」を地元有志が復元へ CFで協力呼びかけ
「Re:足助漆」は、地域の住民や事業者に加え、地方創生やまちづくりを実践してきたメンバーが「地域の未来のために」と立ち上がった組織。
足助地区はかつて漆の産地として栄え、足助産の漆は「日本三大漆」の一つに数えられるほどの品質と名声を誇っていたとされてきたが、時代の流れとともに漆の木や職人は姿を消し、その文化は途絶えている。
同プロジェクトは、かつて日本三大漆と呼ばれた足助漆(三河漆)を現代によみがえらせようとする取り組みで、苗の植樹・育成、技術伝承、商品開発、販売・プロモーションなどを一貫して行っていくもの。
「Re:足助漆」共同代表の柴田達也さんは「漆復活は単なる懐古ではなく、新しい雇用を生み、若い世代が誇りを持てる『産業』を作ることにつながる。それが、故郷を次世代へつなぐ私の使命」と話す。もう一人の共同代表で曲げわっぱ店を営む小島健一さんは「足助の木を使い、足助の漆で仕上げる。それがこの町で商いをさせてもらっている私なりの恩返しであり、伝統を未来へつなぐ唯一の道だと信じている」と期待を込める。
現在、クラウドファンディングで協力を呼びかけている。5月27日現在、支援総額は100万円を超えたところで、目標金額200万円に対し50%を達成。5月31日まで受け付けている。