豊田市駅前の大型商業ビル「GAZA（ギャザ）」（豊田市喜多町1）1階の核テナントとして出店する関東の大手食品スーパー「ロピア」が3月11日に開業する。同社が3月4日発表した。

ギャザに食品スーパー「ロピア」　豊田市初出店、3月11日開業

　豊田市駅東口に位置し、名鉄豊田市駅や駅前の大型商業ビルとペデストリアンデッキで直結する同ビルには1995（平成7）年の開業当初、核テナントとして「豊田サティ」が入居したが、運営会社が民事再生法適用になったのに伴い、2002（平成14）年5月に撤退。後継テナントだったトヨタ生活協同組合（トヨタ生協）が経営する食品スーパー「メグリアセントレ」も昨年6月30日に設備の老朽化や不採算を理由に閉店し、食品スーパーの空白状態が続いていた。

　豊田市初出店となるロピアは、神奈川県川崎市に本社を構え、首都圏を中心に全国展開する食品スーパーで愛知県内1号店となる名古屋みなと店を2023年11月に、隣接する岡崎市にも2店舗を出店しており、県内での出店攻勢を加速させている。

　開業を1週間後に控えた2日には、同社店舗デザイン部のスタッフが、通路に面した赤い壁面にホワイトマーカーを使ってオリジナルの絵柄を装飾。魚やソフトクリーム、店舗の入居するビルの外観などを描いたオリジナルのデザインを仕上げていた。