
「2025 OM世界決勝大会」で準優勝した豊田少年少女発明クラブのメンバーが6月19日、太田稔彦豊田市長に結果報告を行った。
OM世界決勝大会の「OM」とは、「Odyssey the Mind(=知的探検旅行)」の略で、子どもたちの創造的な問題解決の能力・技術を養うために行われている世界的な競技大会。世界決勝大会は、毎年世界各国から850チーム以上、約1万人が参加する科学技術の頭脳オリンピックで、今大会が46回目。
同クラブは、5月21日~24日の4日間、米ミシガン州立大学で開催された大会に出場し、8分以内の英語劇の中で制作した構造物の荷重試験を行う長期課題と、回答部屋に入るまで課題内容が知らされない当日課題の2つに取り組み、その両方で好成績を残し、準優勝を果たした。
当日は、大会に出場した同クラブのメンバー7人とクラブ関係者らが太田市長の元を訪れ、大会結果を報告した。
記念撮影の後に行われた報告会では、同クラブの杉原功一理事長が、「中国など、国を挙げて代表チームを作って参加しているチームもいる中、臆することなく、最高のパフォーマンスを出してくれた。この結果は、将来につながっていくものだと思う」とあいさつ。
続いて総合コーチの山下真人さんが、今回の大会の開会式や競技の様子などをダイジェスト動画を用いて説明しながら、「結果は2位だったが、非常に良い経験ができたと思う」と、充実した表情で振り返り、メンバーが一人ずつ、大会の感想や、現地の人との交流の中で学んだことなどを報告した。
報告を受けた太田市長は「今回の皆さんの経験を、後輩にしっかりとつないでいくとともに、発明クラブに関心を持っていない人たちにも、今の気持ちをどうやって伝えていけば良いかを考え、一人でも多くの人たちに語って欲しい」と今後の活躍に期待を寄せた。