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歩行者天国イベント「豊田ふれ愛フェスタ」 46年の歴史に幕

歩行者天国で行われたイベントの様子。

歩行者天国で行われたイベントの様子。

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 「豊田ふれ愛フェスタ2023 THE FINAL」が5月28日、豊田市駅前通り一帯で開催された。

歩行者天国イベント「豊田ふれ愛フェスタ」 46年の歴史に幕

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 駅前商店街の近隣に大型ショッピングセンターが進出したことをきっかけに、豊田市中心市街地の魅力を発信しようと、1977(昭和52)年5月、「第1回商業まつり」の名称で始まった同イベント。当時、東京・銀座で歩行者天国が行われ話題を集めていたことから、地元商店街が豊田警察署と協議を重ね、駅周辺の道路を「歩行者天国」として開催。以後、長年にわたり多くの市民に愛されてきた。

 2020年からコロナ禍の影響で中止が続き、その間、中心市街地の各商店街の状況に変化が出てきたことから、いったんイベントの役割を終えることが決まり、今回、「THE FINAL」と題して4年ぶりに開催した。

 45回目となった今年は「新たな未来に向かって、また会う日まで」を合言葉に、喜多町2丁目から3丁目までの豊田市駅前通りを「歩行者天国」として、路上や駅前の各広場でさまざまなコンテンツのイベントが繰り広げられた。

 「コモ・スクエア イベント広場ステージ」では、「WE LOVEとよたサポーターズ」のマジシャン=ミステリックSHINYAさんらによるパフォーマンスをはじめ、クラシックバレエの上演や豊田在住のロックバンド「場違いクラウン」、ジャズミュージシャンによるライブ演奏が行われ、多くの人がステージ前に詰めかけた。

 ラジオ公開収録を兼ねたスペシャルトークショーも行われ、豊田市駅前商業協同組合元代表理事で豊田市駅南開発社長の蟹昌弘さんと、現代表理事の吉村達也さんが登壇。商店街にベニア板などを使って模擬の小川を作り、子どもたちを対象に魚のつかみ取りを行ったことなど、「ふれ愛フェスタ」が歩んできた歴史について振り返り、今後、駅前広場整備後にイベントが再開することに期待を込めた。

 このほか、駅前通りの「歩行者天国」では、段ボール迷路や恐竜迷路などの体験イベント、豊田市駅東口まちなか広場では、下山地区の牧場から来たヤギとの触れ合いや農業体験、参合館前広場などでは、「ラリージャパン2023」や防災、水道などの行政PRブースが出展。豊田市駅東口のGAZA南広場では大道芸人によるショーが行われ、家族連れなど、およそ1万人の人出でにぎわいを見せた。

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