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豊田市博物館で開館後初の企画展 「縄文時代」をテーマに

開館記念展「旅するジョウモンさん-5千年前の落とし物-」の様子

開館記念展「旅するジョウモンさん-5千年前の落とし物-」の様子

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 豊田市博物館(豊田市小坂本町5)で10月9日、開館記念展「旅するジョウモンさん-5千年前の落とし物-」が始まった。

豊田市博物館で開館後初の企画展 「縄文時代」をテーマに

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 約1万年と長く続いた縄文時代の中で、特に地域色が豊かでユニークな土器が作られた約5000年前の縄文時代中期を取り上げ、市域のみならず全国各地から集めた国宝1点、重要文化財22点を含む 訳420点の土器や石器、土偶などを紹介する同展。今年4月に開館した同館が初の企画展として開催する。

 展示室1では、北は青森、南は鹿児島までの土器が、会場の左から右にかけて北上するように展示する。東北の土器は全体が細長く円筒型をしているが、東海地方の土器はざまざまな地域の特色が入り交じり新たな特色が生まれていることなど、地域ごとに土器の特徴が移り変わる様子を楽しむことができる。

 展示室2では、貝殻のアクセサリーやニホンジカ・イノシシなどの動物の骨、縄文人が当時食べていたと考えられているドングリなど、土器以外に縄文人の生活が感じられる出土品を『海』『山』『湖』のエリアごとに展示している。

 併せて、縄文時代の人々の心性を表す遺物にも焦点を当て、装身具として使われていた翡翠(ひすい)や各地で出土した琥珀(こはく)、人や動物の形をかたどった土偶なども展示。展示を通して、「縄文人の生きざまや考え方を体感することができる企画展になっている」という。

 開館時間は10時~17時30分。祝日を除く月曜は休館。入場料は、一般=1,200円、高校生・大学生=1,000円、中学生以下=無料。なお、豊田市内在住・在学の高校生、豊田市内在住の18歳以下・70歳以上・身体障害者等の手帳を持つ人も、証明書の提示で無料対象となる。12月8日まで。

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