「ゾーン30区域における速度抑制対策の紹介と交通安全講話」が1月24日、豊田市立越戸こども園(越戸町)で行われた。
ゾーン30とは、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保するため、車の最高速度を時速30キロに規制したゾーンを定めたもの。豊田市は猿投台地域の地域課題解決事業として、「ゾーン30区域」における速度抑制対策に取り組んでいる。
今回は、越戸駅南交差点から平戸大橋西交差点までの国道153号線の約1.7キロ区間を対象に、30本の電柱への巻き看板や越戸こども園前の歩道橋への横断幕の設置、猿投台中学校区全世帯へのチラシの配布、ペースカー運動の4つを実施する。
当日は、越戸こども園で、猿投支所の職員や、豊田警察署の署員による速度抑制対策の紹介と、交通安全講話が行われ、年長園児46人が参加。猿投支所の職員が「ゾーン30」とは何か、今回の取り組みではどういったことを行うのかを説明し、電柱に巻き付ける看板の実物を見せたり、チラシをスクリーンに映したりしながら、「家に帰ったら家族で交通安全について話し合ってみてほしい」と呼びかけた。
豊田警察署の署員による交通安全講話では、こども向け交通事故防止の合言葉「ヘルシーとまとのお約束」や一時停止の道路標識について説明。ひよこのピースケが登場する「横断歩道の渡り方」に関する話などを紹介し、最後に代表園児にチラシと反射板を手渡して、交通事故に遭わないよう注意喚起を促し、講話を締めくくった。